硬い足の裏を改善させる方法とは!?
夏に近づくと、素足を見せる機会が多くなりますが、冬の間酷使された硬い足の裏は、ガサガサになっていたり、白い亀裂が出来ていたりすると、がっかりですよね。
また、単に足の裏が硬い状態なだけならまだしも、亀裂が入ってしまった足からは出血したり、その痛みで歩くことも困難になることも!
どうしたら硬い足の裏を改善出来るのか、そして、そもそもなぜ硬い足の裏になるのか、早速見てみましょう!
<なぜ硬い足の裏になるの?>
そもそも、なぜ硬い足の裏になるのでしょう?
実は、顔の肌の角質は7,8層から15,16層程度と言われていますが、なんと足のかかとでは100層から150層の厚みがあるそうです。
この厚みは、足の裏は体重を支える為、常に体重が掛かり易く、更に歩く際の摩擦から骨を守るべく、厚くなったと言われています。
しかも、足の裏には皮脂腺が無く、汗腺と角質由来の皮脂しかない為、これだけの厚みのある角質を守りきれず、乾燥にさらされがちになるそうです。
皮膚は乾燥すると水分が抜け、固くなる性質があることから、硬い足の裏になりやすいようです。
また、歳を重ねる毎に、汗腺も角質由来の皮脂の量も減っていきますので、益々硬い足の裏になり易くなるそうです。
<硬い足の裏を放っておくとどうなるの?>
硬い足の裏のまま、放っておくとどうなるのでしょうか?
乾燥した角質は、柔軟性を失い、歩く、走るなどの大きな力が加わると、時にひび割れを起こしてしまいます。
しかも、ひび割れる時は、表面の角質だけが裂けるだけではなく、真皮層、皮下組織までも道連れに裂けてしまいます。
こうなると出血は避けられなくなり、その傷口から様々な感染症に掛かり易くなり、酷い場合は破傷風などになり、足を切断しなければならない大惨事に発展することもあるのです。
たかが硬い足の裏と油断していると、恐ろしいことになるのですね。
<硬い足の裏を改善させる方法とは?>
硬い足の裏は、角質の乾燥から生じることが多い為、乾燥して硬くならないように、お風呂上りに化粧水や乳液等、クリームを塗って保護するようにします。
足の裏のマッサージをしながら、クリームを刷り込み、靴下などで保温すると更に良いでしょう。
しかし、足の裏の硬さが尋常ではない場合は、上記の方法ではなかなか改善しませんので、更なる保護が必要となります。
それは、台所にあるラップフィルムを使ったケア方法です。
乾燥しきった硬い足に、軽くクリームを擦り込んだら、足の裏を覆うように、台所用のラップフィルムを張り付け、靴下でずれないように工夫します。
このようにして毎晩寝る時だけでも行っていきます。硬い足の裏が十分柔らかくなったら、保湿と保護のみで大丈夫です。
ただ、足の裏は角質層が多い為、皮膚のターンオーバーも遅く、一巡するまでに2,3か月掛かると言われています。
よって、2,3か月は上記による足の裏の保湿と保護を継続し、硬い足の裏を卒業できるよう、頑張りましょう。