足の裏多汗症とは!?
足の裏多汗症って、聞いてことはありますか?原因は分かっていませんが、足の裏に異常に汗をかいてしまう症状のことを言います。
基本的に足の裏は体温調節を司る部分で、足の裏に汗をかくことで、体の熱を放出する役割を持っているのですが、どうやらその機能以上に汗をかいてしまうようです。
足の裏多汗症とはどのような症状なのか、そしてどのような治療法があるのか、見てみましょう。
<足の裏多汗症の症状とは?>
足の裏は、他の部位よりも汗腺が集中しており、たいていの人は手のひらよりも足の裏に汗をかくことが多いと言われています。
ただ、足の裏多汗症の方の場合、足の裏から滴る様に汗が流れだしたりして、靴下や靴を濡らしてしまうくらい、汗をかいてしまうそうです。
常に足の裏が汗で濡れている為、雑菌が繁殖しやすくなり、水虫や臭いなどで悩む方が多いそうです。
原因ははっきりとは分かっていませんが、脳からの発汗の強弱に関する神経経路がストレスや緊張、不安などから誤作動を起こし、このような症状を引き起こしているとも言われているようです。
<足の裏多汗症の治療法はあるの?>
足の裏多汗症を止める手術として、腰椎の交感神経ブロックが行われているようです。
この手術により、局所の多汗症は止まっても、術後に足の裏以外の部分から汗が出る代謝性発汗が起こることが多いとも言われています。
残念ながら万人に効果がある治療法は、現在のところ確率されていないようです。
ただ、以下のような方法で改善する方もおられるようですので、足の裏多汗症に悩まれる方は試してみては如何でしょうか?
<足の裏多汗症の改善方法 その1:冷えを取る>
足の裏多汗症でお悩みの方は、手足が極端に冷えていることが多いそうです。
これは、多汗症による汗が蒸発するときの、放射冷却と、血流の悪さから冷えが引き起こされているそうです。
よって、体を暖める食べ物を食べ、運動して自分で汗をかくことで汗腺を鍛え、足の裏以外の所から汗をかくことを体に覚えさせることが必要です。
半身浴や岩盤浴などもお薦めです。足だけでなく、体全体の血行を改善し、冷えない体を作り上げてみましょう。
<足の裏多汗症の改善方法 その2:ビタミン・ミネラルを取る>
汗をかくと、体内のビタミンやミネラルも熱と同時に放出することになり、体がビタミン・ミネラル不足になりがちです。
ビタミンやミネラルが不足すると、常在菌の繁殖を助長させ、リンパや血液の流れを阻害します。
ビタミンやミネラルを含む食材を取り入れ、積極的に体内に取り込むようにしましょう。
<足の裏多汗症の改善方法 その3:ストレスを減らす>
ストレスと足の裏多汗症の因果関係は究明されていませんが、ストレスがあると自律神経を乱し、血流を阻害するという負の連鎖が起こります。
足の裏多汗症自体がストレスの方もおられ、なかなか難しいとは思いますが、自分に合った方法でストレスを解消するよう心がけてみましょう。