肉離れの治療法とは?
肉離れの治療法は、肉離れの症状によって異なり、どんなに良い治療法でも症状によっては逆効果になることもあるようです。
それでは、肉離れの症状別に治療法を見ていきましょう!
<肉離れの治療法・肉離れした直後の場合>
肉離れが起きた直後は、まず応急処置として患部を動かさないようにし、患部を冷やします。
患部を冷やすことは、血管が収縮し、痛みが和らぐと同時に腫れや炎症を抑える効果があるそうです。
患部の冷やし方は、具体的には冷水を掛ける、冷湿布をする、タオルを巻いたアイスノンなど保冷パックをあてるなどです。
尚、冷やしすぎは患部の血行を悪くし、逆効果になりますので、患部が冷えすぎていないか手で温度をチェックしながら行いましょう。
<肉離れの治療法・腫れや内出血が治まった場合>
肉離れの腫れや内出血が治まってきたら、温熱療法を行います。
温熱療法とは、お風呂で患部を暖める・暖かいタオルで患部を覆う・温湿布を貼る、などを行うことを言います。
温熱療法は、血行を促進し、自然治癒力を高めるという効果があります。
また、患部だけを暖めるという温熱療法だけではなく、半身浴を行うことも、全身の血流を良くする効果があり、自然治癒力を高めると言われています。
<肉離れの治療法・患部に触れても痛くない場合>
温熱療法を行い、患部に触れても痛みを感じないくらいに回復してきたら、軽めのマッサージを開始し、筋肉にも軽い刺激を加えていくようにします。
ただ、急に強い力でマッサージをしますと、折角治りかけた肉離れが再度悪化する可能性があるので注意しましょう。
そもそも肉離れとは、筋肉繊維に微小な部分断裂を起こしている状態ですので、完全に回復していない状態ですと、簡単に再断裂を起こす可能性があります。
また、痛みが無くなっても完治していないことは良くあるそうです。最初は患部に直接マッサージをせず、周りの筋肉組織から優しい力でマッサージをしていきましょう。
尚、このマッサージは温熱療法をしながら行うと、更に効果的だそうですので、是非一緒に行いましょう。
<肉離れの治療法・医師の許可が出た場合>
かなり肉離れの症状が治まり、医師の診断を受け、医師の許可が出たら、リハビリを開始します。
治療期間中は安静にしていた為、筋肉が痩せたり筋力が低下していますので、ストレッチなどのリハビリを行い、筋肉を正常な状態に戻していきます。
尚、このリハビリも我流で行わず、医師と相談の上、行うようにしましょう。