ふくらはぎの肉離れのリハビリ方法とは!?
<ふくらはぎの肉離れのリハビリ方法とは?>
ふくらはぎの肉離れは、ほとんどの場合、「腓腹筋」の肉離れであると言われています。
よって、この腓腹筋を鍛えることが、ふくらはぎの肉離れのリハビリでは最重要だそうです。
この腓腹筋の鍛え方については、以下を参照としながら徐々にリハビリを行って頂きたいのですが、治療期間はたいてい筋肉を使用しない為、ふくらはぎの筋肉に限らず、下肢全体の筋肉の柔軟性も低下しがちです。
よって、リハビリ期には、リハビリと並行し、足の関節の可動範囲を確保する為にも十分なストレッチも必要となります。
<ふくらはぎの肉離れのリハビリ
その1:痛みや腫れを引かせる>
ふくらはぎの肉離れを起こした直後や、痛みや腫れがある場合は、まずそれらの症状を治すことが最優先です。
必要に応じてテーピングや松葉づえを使用し、ふくらはぎに体重を掛けないようにしましょう。
<ふくらはぎの肉離れのリハビリ
その2:ふくらはぎの周囲を動かす>
ふくらはぎの肉離れによる痛みや腫れが引いたら、直接ふくらはぎではなく、膝や足首、足の指などから動かすようにします。
動きが元に戻ったことを確認したら、少しずつふくらはぎに体重を掛けて行きましょう。
<ふくらはぎの肉離れのリハビリ
その3:ふくらはぎを動かす>
ふくらはぎの落ちてしまった筋力を元に戻すリハビリを、ふくらはぎの痛みを看ながら進めて行きます。
具体的なリハビリ方法は以下の通りです。
リハビリ@
足のかかとを地面に着地させる→足全体を地面に着地させる→かかとを浮かせる→つま先を離す、という「歩く動作」をゆっくり繰り返していきます。
それが出来たら、机や壁に手をつき、体を支えながら両足でつま先立ちを繰り返してみます。
リハビリA
足を地面に着け、つま先で地面を蹴って軽く走ってみます。痛みが出たら中断し、痛む部分をマッサージをします。
それが出来たら、机や壁に手をつき、体を支えながら、痛めたほうの足だけでつま先立ちを繰り返します。
これらのリハビリを繰り返し、歩行→軽いジョギング→筋力トレーニングを繰り返すことで、軽度の症状の場合は、3週間程度の治療で軽いジョギングが出来るようになるそうです。
重症の場合は、最低でも1〜2カ月程度掛かりますが、ふくらはぎの肉離れは根気強くリハビリを行うことが大切です。
<ふくらはぎの肉離れのリハビリで注意する点とは?>
ふくらはぎの筋肉に限らず、筋肉は使わないと徐々に痩せていきます。
よって、ふくらはぎの肉離れを早く治したいばかりに、急激なリハビリを行うと逆効果どころか、再発しやすくなります。
焦る気持ちは分かりますが、まずは通常の歩行感覚を取り戻すことから始め、徐々に復帰することを目指していきましょう。