太ももの肉離れの治療法とは!?
太ももの肉離れの治療、と一言でいうことが多いですが、発症直後からの時間の経過と共に、治療方法が異なることをご存じですか?
それでは、太ももの肉離れの発症直後から、時間を追って見ていきましょう!
<太ももの肉離れの治療法
その1:発症直後>
太ももの肉離れを発症した直後の治療法としては、まず「アイシング」と「圧迫」を中心に応急処置を行います。
この時、内出血が大きい場合は、「圧迫包帯」をし、腫れを最小限に抑えるようにしましょう。
また、アイシングは氷水やアイスノンなどで冷却しますが、患部が冷えすぎないように注意しながら手当するようにしましょう。
尚、太ももの肉離れを起こした当日と翌日までは、血流が良くなりすぎますので、お風呂も控えるようにしましょう。
<太ももの肉離れの治療法
その2:発症から2週間程度まで>
太ももの肉離れの治療開始から2週間までは、包帯による圧迫固定で腫れを最小限に抑えます。
包帯による圧迫を加えることにより、筋肉の切断された部分同士が離れることを防ぐ効果もあるとされています。
また、この期間中は出来る限り地面との接地を避け、松葉づえなどの装具を利用しながら患部への負担を軽減するよう心がけます。
尚、太ももの肉離れから2週間までは、大事を取る為運動力が激減しますので、食事に関しても栄養の摂り過ぎに注意しましょう。
この時期の体重増加は、太ももの肉離れを発症している部分への負担にもなりますので、くれぐれも体重増加にならないように気を付けましょう。
<太ももの肉離れの治療法
その3:発症3週目から4週目程度>
太ももの肉離れの発症3週目から4週目程度は、いよいよ痛みが治まったら軽めのストレッチやウォーキングを始めます。
途中で痛みが出た場合はすぐに運動を中止し、また安静にしましょう。
ストレッチを続け、柔軟性を着けることが出来たら、少しずつ元通りの練習に復帰することが可能になります。
太ももの肉離れの状態にもよりますが、大体3週間〜4週間程度で軽いジョギングが出来るようになるそうです。
ただ、肉離れは痛みがなくなってからが一番重要であり、簡単に再断裂しやすい時期でもあります。
痛みが無くなると、1日も早くスポーツに復帰したくなる気持ちも分かりますが、じっくりリハビリをすることが大切です。
太ももの肉離れの治療は、「急がば廻れ」の精神が大切なのかもしれませんね。