痛風は足の甲にも症状が出るの!?
痛風といえば、美味しい物を沢山食べている人がなる病気で、足の親指の付け根辺りが、「風が吹いたくらいの刺激でも痛む」病気だとよく聞きますよね。
でも、実は足の親指の付け根辺りと同様に、足の甲や足首が腫れたり、痛みが生じる症状が出ることが、かなりあるそうです!
単なる足の甲の腫れや痛みと思っていたら、実は痛風だったら悲惨ですよね!
そんな足の甲を痛める痛風とはどのような病気なのか、そしてその対処法とはどうすれば良いのか、詳しく見てみましょう!
<足の甲が痛む病気、痛風とはなんですか?>
痛風とは、体の中に「尿酸」という物質が異常に溜まる、体全体の病気です。
人間は尿酸値が高くなると、まず、どこかに足を強打した記憶もないのに、突然足の指や足の甲に激しい痛みを感じるようになるそうです。
この痛風による足の甲などへの激しい痛みは、軽い場合で1日から3日、酷い場合は2週間近くも持続するそうです。
そして痛みだけでなく、痛風により、足の甲や足首が腫れあがることも珍しくないようです。
また、痛風の発作は、血圧が低下し、血行が悪くなりがちな夜に発症することが多い為、夜中に足に激痛が走ったら、痛風だと考えたほうが良いようです。
このような症状が出ても放置しておくと、今度は足の痛みだけでなく、内臓機能の合併症を起こし、最悪死に至ることもあるそうです。
少しでも足の甲の痛みや腫れがある場合は、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。
<足の甲が痛む病気、痛風の原因とは?>
痛風の原因は、遺伝性も強く、女性ホルモンにより抑制される性質から、男性に多く発症する病気だと言われています。
なんと、痛風患者の9割が男性だそうです!驚きの発症率ですね!
また、以前は痛風は中高年になってから発症することが多かったのですが、最近では、食生活の変化により30代で発病する方が最も多く、若年化する傾向があるそうです。
ビールなどのプリン体を多量に摂取したり、肉や魚を中心とした食生活でも痛風になり易くなるそうです。
また、水分不足やストレスも痛風発症の引き金になることがありますので、注意するようにしましょう。
<足の甲が痛む病気、痛風の対処法とは?>
それでは、足の甲が痛むような痛風になる前や、なってしまった後は、どのように対処すればよいのでしょう?
1.適度な運動をしましょう。
痛風を引き起こす尿酸値は、体重が増えると上がることが分かっています。よって肥満を解消し、適度な運動を摂る様にしましょう。
2.アルコールは控えましょう
アルコールは血清尿酸値を上げる効果がありますが、ビールに含まれるプリン体は更に尿酸値を引き上げてしまうそうです。
アルコール、特にビールはほどほどに、嗜む程度に抑えるようにしましょう。
3.水分を多く取りましょう
尿酸は腎臓から尿となり排出されていきますので、水分を多く取り、尿を多く出せば、尿酸も多く輩出されることになります。
よって、夏場だけでなく、冬でも、きちんと水分を補給するようにしましょう。
4.ストレスを発散しましょう
ストレスは尿酸値を上げる効果があるそうです。なるべくストレスを溜めない生活習慣を心がけると共に、自分に合った方法でストレスを発散するようにしましょう。