足の甲が高い、ハイアーチとは!?
突然ですが、足の甲が高い、ハイアーチという症状をご存じですか?この症状は後天的なものと先天的なものが原因だと言われています。
足の甲が高い、ハイアーチの症状とはどのようなものなのでしょう?そしてその治療法とは?
早速具体的に見てみましょう!
<足の甲が高い先天的な原因とは?>
足の甲が高いハイアーチは、神経や筋ジストロフィーで見られる症状で、ほとんどの原因が遺伝によるものだと言われています。
これらは、元々筋肉のつり合いが取れていないことから突然発症するものと、麻痺によって起こるものがあるそうです。
5〜6歳くらいでこの前兆があり、成長と共に筋肉の均整が取れなくなり、病気が進行してしまうそうです。
<足の甲が高い後天的な原因とは?>
足の甲が高いハイアーチの後天的な原因は、ハイヒールやサイズの合わない靴が原因だと言われています。
ハイヒールを履き続けると、常につま先立ちになり、足底筋が緊張した状態になる為、足の甲が高い状態になってしまうそうです。
また、サイズの合わない靴を履き続けると、靴のブカつきを防ぐ為、足底筋を縮めて靴を引き上げるように歩く為、その状態の継続により足の甲が高い状態になってしまうそうです。
<足の甲が高いと、どんな問題があるの?>
足の甲が高い状態が続くと、土踏まずにある足底筋が常に持ちあがった状態になり、体の重みを支えるのが踵や親指と小指の付け根の点で支えることになってしまいます。
すると、かかとや足裏の指の付け根を中心に、過度に負荷が掛かってしまい、負荷が掛かり続けた足裏には厚い角質が出来、冷え症や腰痛、骨の変形やタコ、魚の目などが誘発されてしまうのです。
また、足底筋のクッション性が低下する為、歩くと足の裏が痛くなったり、足が疲れやすくなってしまうそうです。
更に前傾姿勢を取り続けることになるため、姿勢も悪くなり、体のプロポーションも悪くなってしまうそうです。
足の甲が高いだけで、実に様々な弊害があるのですね。
<足の甲が高い症状の対処法とは?>
まずは、ハイヒールや足に合わない靴を履くことを止め、足に合った、適切なヒールの高さの靴を選びます。
更に、足のたこや魚の目を取り除き、足型を取って、高すぎるカーブや広がりを直しながらバランスを取るようなインソールを作成します。
また、そのインソールには、靴で圧迫される箇所への負担を和らげる、クッション効果のあるものが良いでしょう。
このインソールを挿入し、靴を履くことで、足裏に掛かる負荷が分散され、皮膚の防衛反応として出来る角質が出来にくくなり、少しずつ足の甲が高い症状も緩和されていきます。
この方法でも足の甲の高い症状が緩和しない場合は、足の底の腱膜を切る手術を受けることになります。
更に改善されない場合は、なんと中足骨を切る手術をしなければならなくなります。
ここまで重症化する前に、少しでも「なんだか足の甲が高いかも」と思ったら、すぐに対処し、健康な足を保つように心がけましょう。