足の甲の骨折

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足の甲の剥離骨折とは!?

足の甲の剥離骨折は、今まで若い男性に多く発症していましたが、最近では高齢化が進んだ為、高齢者にも多く発症するようになったそうです。

 

あまり良く聞きませんが、実はじわじわと発症件数が増えているという、足の甲の剥離骨折とは、どのような骨折なのでしょう?

 

 

<足の甲の剥離骨折とは?>

 

剥離骨折とは、正式には裂離骨折といい、筋肉や腱、靭帯などが瞬間的に収縮し、その付着部が引き裂かれて発症する骨折だと言われています。

 

事故や急な運動などで発症することが多く、今までは若い男性に多い骨折でしたが、高齢者が家庭内で転んで骨折することが多くなってきたそうです。

 

高齢者の場合は、畳のへりやこたつ布団のへり、座布団などに躓き、その衝撃で足の甲を剥離骨折することが多いそうです。

 

家の中とはいえ、油断は出来ないものですね。

 

また、剥離骨折は足の甲だけでなく、足首の外側や、膝の少し下の骨、肘の内側、股関節の少し上の骨盤の骨などにも、多く発生するそうです。

 

それでは、足の甲の剥離骨折かどうかは、どのように判明するのでしょうか?

 

 

<足の甲の剥離骨折の診断方法とは?>

 

足の甲が剥離骨折になったかどうかは、X線やCTで診断可能になります。

 

単純X線写真は、放射性被ばく量や費用も少なくて済み、撮影後すぐに診断可能ですので、多くの整形外科で用いられているそうです。

 

また、CTはX線で判断が付かない場合に使用されることが多いそうです。

 

どちらの方法を選ぶかは、医師と相談の上、決めることになるようです。

 

 

<足の甲の剥離骨折の症状とは?>

 

足の甲の剥離骨折は、骨折当初から激痛になることが多く、腫れや皮下出血が起こることが多いそうです。

 

また、痛みのあまり体を支えることが出来なくなり、救急車で運ばれることも多いそうです。

 

 

<足の甲の剥離骨折の治療法とは?>

 

足の甲の剥離骨折の治療法は、安静にしていると我慢できる程度であれば、ギブスや包帯などで患部を固定し、自然治癒を待つ方法があります。

 

ただ、この自然治癒で治す場合は、長期間の固定が必要になりますので、運動や仕事が長期間制限されることがあります。

 

もう一つの方法は、手術治療です。剥離骨折した骨片を金属等の固定具で固定し、術後骨折が治癒した後、ネジを除去するという方法です。

 

手術治療では、運動や仕事の制限は自然治癒法よりも少なく済むことが利点です。

 

どちらの治療法を取るにせよ、早期に治療を受ければ、足の甲の剥離骨折の予後は良好だそうですので、剥離骨折の疑いがあるようでしたら、すぐに整形外科を受診するようにしましょう。

 


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