足の甲も腱鞘炎になるの?!
腱鞘炎といえば、手や指などに多く見られますが、実は足の腱鞘炎も多いらしく、膝や足首、足の甲などに発症することがあるそうです。
なぜ、足の甲が腱鞘炎になってしまうのか、そしてその症状と治療法とはどのようなものがあるのか、早速見てみましょう!
<足の甲も腱鞘炎になる?>
腱鞘炎は、体の一部に過度な負担が掛かった時に、発症する症状を言います。
足の甲の腱鞘炎は、陸上競技やサッカーなど、スポーツで足を多く使い、普通の方より負荷が多く掛かる方に発症することが多いそうです。
また、足の反復動作を繰り返したり、強い動きが何度も繰り返される場合も、足の甲に腱鞘炎が発症するそうです。
<足の甲の腱鞘炎の症状とは?>
足の甲の腱鞘炎の症状は、足の指を反らせたり、つま先立ちになったりと、何らかの足先を使う動作をすると、ズキン!と引きつるような、鋭く強い痛みを感じるそうです。
また、腱鞘炎になっている足の甲が、赤く腫れたりし、症状が進行すると、日常生活が困難になるそうです。
ただ、足の甲の腱鞘炎は、いきなりこのような状態になるのではなく、足の甲に違和感があったり、ちょっと熱をもった感じや、痺れがあるなど、前兆になる症状があるそうです。
初期症状の場合は、大したことが無い為、放っておく方が多いようですが、放置しておくと、足の甲への軽い痛みだったものが重症化し、慢性的な腱鞘炎になることがあるようです。
たかが足の甲の腱鞘炎と侮ると、大変なことになりそうですね。
<足の甲の腱鞘炎の治療法とは?>
まずは、足の甲に腱鞘炎の前兆のような違和感が出てきたら、すぐに運動や反復動作を中止し、炎症箇所を休ませるようにします。
炎症箇所を休ませることが、腱鞘炎の進行を防ぐ、一番の方法だからです。
足の甲の腱鞘炎の炎症箇所が、動かした時に腫れや熱っぽさがある場合は、アイシングを行い、腫れや熱を取り除きましょう。
氷水を入れたビニール袋や、冷たいペットボトルの水、タオルに包んだ保冷剤などで、しばらく冷やすと良いでしょう。
腫れや熱っぽさが治まっても、まだ痛みがある場合は、今度は足の甲の腱鞘炎の炎症箇所を暖め、血行を促します。
温かいタオルで包んだり、温湿布をする、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、体全体を暖めるなども効果的です。
また、足の甲の腱鞘炎箇所は、出来れば患部をしっかり固定し、動かさないようにすると、より腱鞘炎も早く治るそうです。
テーピングやサポーターなどで、足の甲の腱鞘炎箇所を固定し、慢性化させることなく、腱鞘炎の完治を目指しましょう。