足の甲にも「しもやけ」のかゆみが出るの!?
寒い冬になると、手や頬、耳たぶや花などに、赤い発疹がや腫れが出来、痒みや痛みを伴う「しもやけ」を発症する方が多くなります。
そんな「しもやけ」ですが、実は足の甲にも、かゆみを伴う「しもやけ」の症状が出ることが多いことを、ご存じですか?
なぜ、足の甲にまで「しもやけ」のかゆみが出てしまうのか、そしてその治療法とはどのようなものがあるのか、早速見てみましょう!
<足の甲の「しもやけ」の
かゆみの原因とは?>
人は寒さを感じると、血管の動脈・静脈は共に収縮する性質がありますが、動脈は暖められるとすぐ元に戻りますが、静脈は戻りにくい性質があるそうです。
この動脈と静脈の正常に戻る時間差により、血流やリンパの流れが滞り、うっ血や炎症、かゆみを伴う「しもやけ」を発症してしまうそうです。
また、血流の流れの悪さは、ハイヒールや窮屈なブーツ、先の細くなった靴などで圧迫されると、更に症状が悪化し、足の甲にまで「しもやけ」のかゆみが出るようになるようです。
また、スポーツで汗を流し、シューズの中にも汗が留まり、湿った状態になる為、足先や足の甲などが冷え、かゆみを伴う「しもやけ」になってしまうそうです。
たかが「しもやけ」と放っておくと、水泡やただれを生じることもあるので、早いうちから対処するようにしましょう。
<かゆみを伴う足の甲の
「しもやけ」の症状とは?>
かゆみを伴う、足の甲の「しもやけ」の症状は以下のものが多く見られると言われています。
1.手や足が全体的に赤く腫れている
2.手足の指や掌、足の甲や足の裏に赤い発疹がある
3.体が温まると、患部にかゆみを感じ、寒い時は痛みを感じる
4.靴を履いたり、歩く時にも足の甲などに痛みを感じることがある
<かゆみを伴う足の甲の
「しもやけ」の治療法とは?>
足の甲の「しもやけ」のかゆみを止めるには、ステロイド外用剤が有効だと言われています。
このステロイド外用剤は普通は弱いものから使用しますが、「しもやけ」のかゆみは強い為、患部を掻きむしってしまうことが多いので、最初から強いタイプのステロイド外用剤を選び、短期間で治すそうです。
また、ステロイド外用剤は、細菌の増殖を防ぐ働きがある抗生物質入りのものを選ぶと、水泡やただれが出来ることを防ぐ効果もあるそうです。
「しもやけ」は重症化すると、治療が大変難しくなるそうです。足の甲のかゆみが「しもやけ」の場合、なるべく早く専門医による診断や治療を受けるようにしましょう。