足の甲が左右対称に痒い病気とは?!
突然ですが、足の甲が左右対称に痒いという症状が出たことはありますか?
実はこの病気は、足の甲の他に、手の甲や肘頭、膝や背中など、様々な部位が痒いという、非常にやっかいな皮膚病です。
しかも、この病気が更に悪化すると、重度の皮膚病に発展し、最悪命を落とすことになることもあるそうです!
足の甲が痒いなどの症状の、恐ろしい病気とはどのようなものなのか、早速見てみましょう!
<足の甲が左右対称に痒い病気とは?>
足の甲が左右対称に痒い病気に、多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)という病気があるそうです。
この病気は、円形をした鮮紅色の紅斑が、足の甲をはじめとして、体の様々な部位に出来、多くの場合、痒い症状を伴うそうです。
この紅斑のふちはむくみ、更にやや隆起しており、中央が紫紅色を帯び、二重の輪に見えるそうです。
自覚症状はあまりないのですが、稀に頭痛や発熱、倦怠感などの症状が発症することもあるようです。
この足の甲が痒い病気は、主に春や秋に発症することが多く、数年間再発を繰り返す傾向があるそうです。
ただ、足の甲だけに留まらず悪化し、痒い症状が全身に広がってしまうと、スティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死融解症という重度の皮膚病に発展し、最悪命を落としてしまうこともあるそうです。
この足の甲の痒い症状も、発症したら放置せず、早期発見・早期治療が大切な病気だと言えますね。
<足の甲が痒い病気の原因とは?>
この足の甲が痒い病気・多形滲出性紅斑は、一種のアレルギー反応が原因だと言われています。
このアレルギーの原因は、ウイルスや細菌、カビなどの感染症、薬物、癌など多くのものがあるようです。
中でも三大原因と言われているのは、単純ヘルペスウィルス、薬、肺炎マイコプラズマだと言われているそうです。
<足の甲が痒い病気の治療法とは?>
足の甲が痒い病気・多形滲出性紅斑の原因が見つかれば、原因を除去する治療を行えますが、なんと、詳細な検査をしても、約半数が原因不明となってしまうそうです。
軽症ならば、1〜2週間程度で自然に治りますが、かゆみが強いときは、副腎皮質ホルモン軟膏を塗って治療をするそうです。
重症化すると、紅斑の中央が水泡になり、口の中、目や鼻などの粘膜にもびらんを伴うようになる為、ステロイドを服用したり、点滴をする必要があるそうです。
<足の甲が痒い病気が
重症化するとどうなるの?>
足の甲が痒い病気・多形滲出性紅斑が悪化すると、上記に記載したようにびらんを伴い、紅斑が全身に広がるようになるそうです。
この重症化した病気を、スティーブンス・ジョンソン症候群と呼ぶそうです。
水泡やびらんの発疹が現れ、それが体の表面の30%を超えると、中毒性表皮壊死融解症といい、死に至る恐れも出てくるそうです。
このスティーブンス・ジョンソン症候群になると、入院治療が必要となり、大ごとになっていきますので、気になることがあれば、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。