足の甲の怖い腫れ・筋筋膜性疼痛症候群とは!?
足の甲が腫れる原因は、運動による捻りや打撲などの一時的なものが多いものですが、実はそれ以外にも深刻化しやすいものがあるそうです。
一体どのような病気なのでしょうか?早速見てみましょう!
<足の甲が腫れる、深刻な病気とは?>
足の甲が腫れ、痛みがある症状が一過性のものではない場合、筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい とうつうしょうこうぐん)の可能性があります。
激しい運動をした後、筋肉痛になることはよくありますが、その痛みは2、3日で改善することが多いものです。
しかし、筋筋膜性疼痛症候群は、足の甲の腫れの回復過程で、更に足の負荷を掛け過ぎたり、血行が悪い状態が続くと、最初の損傷による筋肉の収縮が戻らなくなることで発症するそうです。
筋筋膜性疼痛症候群の痛みの感じ方は、人によって異なるそうですが、同じ人でも時間の経過と共に、痛みの種類や部位が変化することもあるそうです。
また、現在この病気は医師・患者共に認知度が低い為、初期の段階で適切な治療を受ける事が難しいそうです。
特にこの病気は、認知度不足により、椎間板ヘルニアやすべり症、半月板損傷など神経障害による痛みと誤診されるケースが多いそうです。
また、この病気は、残念ながら血液検査やMRIなど、現代の医学での通常の検査では、目に見える証拠が出ないそうです。
ただ、誤診により治療の開始が遅れると、脳への痛みの信号が慢性化してしまう等で、完治が難しくなってしまうそうです。
足の甲の腫れは、筋筋膜性疼痛症候群の可能性があることを、一刻も早く医師や患者へ認知して貰いたいものです。
<足の甲が腫れる以外の特徴とは?>
筋筋膜性疼痛症候群の、足の甲が腫れる以外の特徴は、患部を押すと痛みを感じるのはもちろんですが、その周辺の広い範囲にまで痛みを感じる点だと言われています。
また、歩く・座る・立つなどの基本的な日常動作をも困難なくらい、強い痛みを生じることがあるそうです。
痛みは人によって異なりますが、刺すような痛みや焼けるような痛み、疼くような痛みなどが多いと言われています。
筋筋膜性疼痛症候群は、足の甲に腫れや痛みがあり、足先を酷使することが多い方によく発症するそうです。
サッカーやマラソン、バレリーナなどが発症し易いそうですので、これらの競技を行う方は、特に注意しましょう。
<足の甲が腫れる、
筋筋膜性疼痛症候群の原因とは?>
足の甲が腫れる筋筋膜性疼痛症候群は、緩んでいる筋肉に急激な負荷が掛かったり、姿勢が悪かったり、足の長さが違ったり、骨格が歪んでいることが原因とも言われています。
また、鉄分やカルシウム、カリウム、ビタミン不足などの栄養不足も、血流の悪化やリンパの流れを阻害する為、原因の1つと考えられているそうです。
<足の甲が腫れる、
筋筋膜性疼痛症候群の治療法とは?>
一旦、足の甲が腫れる、筋筋膜性疼痛症候群を発症してしまうと、自力で短期回復をすることは非常に難しいそうです。
よって、現代ではトリガーポイントブロック注射という手法が取られることが多いようです。
このトリガーポイントブロック注射とは、トリガーポイント注射と呼ばれる局部麻酔注射を痛みが出ている部位に注射し、痛みを取り、血行を良くする効果があるそうです。
早ければ1回の注射で効果が現れる方もおられるようですが、通常は数回注射を行い、治療するそうです。
また、重症の場合は、脳による痛みのメカニズムが複雑化してしまっている為、投薬と並行し、治療は数か月に亘ることもあるそうです。
また、鍼治療は、原理的に索状硬結部に直接作用することが可能なため、効果的だと考えられているそうです。
どのような治療をするにせよ、医師と十分相談し、早急に治療を進めるようにしましょう。