足首の靭帯損傷を放置したら・・・
スポーツの最中や段差の踏み外し、何かにつまづいた時などに、足を内側に捻ってしまい発症することが多い、足首の靭帯損傷。
足首の靭帯損傷が完全断裂の場合は、さすがに歩くことも出来ませんので、きちんとした治療を行う方が多いと思います。
しかし、足首の靭帯損傷が軽度で、痛みはあるものの、歩くことが可能な場合、つい「ちょっと捻っただけで問題ない」とばかり、放置してしまう方が多いそうです。
実はこの「放置」によって、足首の靭帯損傷は完治しても、足関節に痛みが残ったり、足首が不安定になり、しょっちゅう捻挫を繰り返してしまうことになってしまうそうです。
それでも、繰り返す足首の靭帯損傷に慣れてしまい、放っておくと、ついには「変形性足関節症」という病気になってしまうそうです。
あまり聞きなれない「変形性足関節症」とはどのような病気なのか、早速見てみましょう!
<−足首の靭帯損傷を放置したら−
変形性足関節症とはなんですか?>
足変形性足関節症とは、足関節への過度な負担や、骨折や捻挫に伴う足首の靭帯損傷を繰り返すことなどにより、関節の軟骨がすり減ったり、骨の変形が生じてしまう病気だそうです。
歩き始めや階段の昇り降り、長時間歩いたり、立仕事の後に痛みが起こりやすく、徐々に足首の腫れや変形が起こり、動きが制限されてしまうようになるそうです。
足首の動きが制限される為、正座が出来にくくなったり、坂道を歩くこともキツクなり、足を使うことが不自由になってしまい、生活に支障が出てしまうこともあるようです。
<−足首の靭帯損傷を放置したら−
変形性足関節症の治療法とは?>
まずは患部を安静にし、足首への負荷を和らげる為に足底装具や足関節サポーターを装着します。
腫れや痛みがある場合は、湿布や塗り薬、痛み止めの薬を飲むなど、保存的治療を行います。
腫れや痛みが酷い場合は、局所麻酔薬やステロイド注射を行う場合もあるそうですが、効果は残念ながら一時的なもので、痛みや腫れが治まる訳ではないそうです。
重度の変形があったり、生活に支障が出るほど歩行困難な場合は、関節固定術や咽喉関節手術などの手術を行うこともあるそうです。
足首の靭帯損傷を発症したら、すぐにスポーツを止め、足関節捻挫を起こさないよう注意すれば、変形性足関節症を防ぐことは可能です。
たかが足首の靭帯損傷と侮ることなく、きちんとしたケアをして、変形性足関節症を防ぐよう、心がけましょう。