足首の腫れの原因は痛風?
足首が腫れる原因は、足を捻ったことによる捻挫や骨折など外的な要因であることが多いですが、実は痛風という内的な要因でも足首が腫れることがあるそうです。
なぜ痛風で足首が腫れるのでしょう?そしてどのような方が痛風で足首が腫れやすいのでしょう?早速見てみましょう!
<なぜ痛風で足首が腫れるの?>
痛風は、血液中の尿酸値が増えすぎた時に起こる病気で、激痛と共に、足の親指の付け根や足首などが痛くなる症状が出るそうです。
なぜ足首や足の親指の付け根に痛風発作が起きるかというと、人間は二足歩行をする為、足は体の一番底部に位置することになり、そこには尿酸の結晶が蓄積しやすくなるから、だそうです。
また、蓄積した尿酸結晶は、本来血流が良ければ足に溜まることはないのですが、足の関節は心臓から一番遠く、血流の低下により体温が低くなりがちです。
また足首や足の裏は元々筋肉量が少なく、動かすことで負荷が掛かり易い部位である為、尿酸結晶が蓄積しやすくなり、発作が足首や足の付け根の腫れや痛みとして発症しやすくなるようです。
<痛風で足首が腫れやすいタイプとは?>
痛風で足首や親指の付け根くるぶし、膝の関節、手の指の付け根、手首などが痛くなるタイプは、90%が男性だと言われています。
年齢は40代から50代に多いものの、最近では食生活の欧米化が進んだせいか、若年層でも発症する方が多くなったそうです。
アルコールや肉を多く摂取する方に、足首の腫れや痛みなどの痛風症状が多いことも特徴です。
また、閉経後の女性も、女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが増える影響で、痛風で足首などが腫れる方が多くなるようです。
また、痛風を起こす方は、肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病などの方にも発症しやすいそうです。
足首が腫れたと感じたら、痛風でなくても、これらの病気である可能性がありますので、注意が必要だと言えますね。
<痛風で足首が腫れてしまったら?>
足首が腫れて痛むなど、痛風発作が起きてしまったら、ますは発作を止めることが第一になります。
関節の安静を保ちながら、非ステロイド性抗炎症薬で痛みを抑え、症状が強い場合は、副腎皮質ステロイド薬の内服または関節内注射をすることもあるそうです。
発作がない場合は、尿酸排泄促進薬などで、抗尿酸血症を改善させるようにするそうです。
まずは足首が腫れて痛いなどの症状が出たら、すぐに医師の診断を受け、適切な治療を開始するようにしましょう。